Kinotech.Inc

About Us

皆様、株式会社キノテックの拝生でございます。
皆様は「亜鉛」という金属をご存じでしょうか。亜鉛は、鉄をさびにくくするメッキ材料として広く使われており、自動車のボディ、建築資材、家電製品など、私たちの身近なところで社会を支えている重要な金属です。
一方で、亜鉛のリサイクルは、鉄・銅・アルミニウムなどの金属に比べて難しいとされてきました。鉄やアルミニウムは、鉱石から新たに作るよりも、リサイクルした方が大幅に少ないエネルギーで再利用できます。しかし亜鉛は、従来の方法ではリサイクルに多くのエネルギーを必要とし、十分にリサイクルが進みにくい金属でした。
当社は、この課題を解決するため、独自の「アルカリ浸出電解法」の開発に取り組んでまいりました。この技術は、鉄スクラップを電気炉で溶かす際に発生する「電炉ダスト」から、有価金属である亜鉛を回収し、再び金属亜鉛として利用できるようにするものです。
当社の技術開発は、2021年9月にNEDOの「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」に採択され、2021年9月から2026年3月まで、実用化に向けたパイロット試験を進めてまいりました。その結果、パイロット試験設備において、99.995%の高純度金属亜鉛、いわゆるLME Grade相当品の製造に成功いたしました。
従来の亜鉛リサイクルでは、電炉ダストをいったん粗酸化亜鉛という中間原料にし、その後、亜鉛製錬所で金属亜鉛にする工程が一般的です。これに対し、当社の新しいキノテック法では、工程を大幅に簡素化できる可能性があり、従来法に比べて二酸化炭素排出量を70%以上削減できる金属亜鉛製造プロセスの実現を目指しています。
電炉ダストは、これまで特別管理産業廃棄物として処理されることが多く、企業にとっては大きな負担となっていました。しかし、当社の技術を活用することで、これを単なる廃棄物ではなく、資源として再利用できる可能性があります。これは、資源循環、脱炭素、そして国内資源の有効活用という観点からも、大きな意義を持つものと考えております。
今後、当社はこの技術の商業化に向けて、さらに取り組みを進めてまいります。亜鉛リサイクルを通じて、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献していくことが、私たちキノテックの使命です。
当社の技術や取り組みにご関心をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Company Overview
商 号 株式会社キノテック 英名:Kinotech Corporation
設 立 2002年4月4日
本 社 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-1-21 第二東洋ビル5F 税理士法人フィールズ内
代 表 代表取締役社長 拝生憲治 (ハイキケンジ)
資本金 84,577,903円
取引銀行 三菱東京UFJ銀行赤坂見附支店
主要株主 UntroD Capital Japan株式会社、母里修司、トピー工業株式会社、共英製鋼株式会社、当社取締役及び社員
Management Team
拝生憲治 代表取締役
永田暁彦 社外取締役 (UntroD Capital Japan株式会社 代表取締役)
室賀文治 社外取締役 (UntroD Capital Japan株式会社)
大重信二 監査役(UntroD Capital Japan株式会社)
丸田芳彦 エンジニアリング部 部長
加瀨信幸 企画管理部 部長
玉井芳恵 開発部 主任研究員
菅野葉月 開発部 研究員
大塚将夫 顧問(総務・経理・NEDO関係担当)
武内喜則 顧問(知財担当)
元場和彦 技術顧問(プロセス開発担当)
片桐知己 技術顧問(プロセス開発担当)
宇都宮公明 技術顧問(プロセス開発担当)